理学療法士・作業療法士はオワコン？残念と言われる7つの理由

せっかく国家試験を乗り越えて就職したのに給料が上がらず、結婚や老後を考えると将来が不安になってしまいますよね。

でも、心配しないでください。理学療法士・作業療法士は決してオワコンではありません。現状を理解し、適切な対策を取れば、未来は大きく変わります。

ただし、オワコンと言われてしまうのにも、7つの事実に基づいた理由があります。

この記事を読んで、適切な対策を行い理学療法士・作業療法士として明るい未来を歩んでいきましょう！

　先に結論。

給与を上げる最も簡単な方法は「転職」です。私も転職により年収120万円UPをしました。そして理学療法士の転職には転職エージェントの利用をオススメします。

転職エージェント	総合満足度	口コミ	こんな人にオススメ	公式サイト
PTOTキャリアナビ	4.21pt	エージェントの専門性が高い 親身に相談に乗ってくれる 求人の質が高い	PTの転職業界に精通した意見を聞きたい 都内に転職したい 自分のキャリアプランについて悩んでいる	公式 PTOTキャリアナビ
マイナビコメディカル	4.10pt	地方求人も豊富 サポートが丁寧 内部事情も調査してくれる	地方で転職したい しつこい連絡は嫌だ 人間関係で転職を考えている	公式 マイナビコメディカル
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理学療法士・作業療法士はオワコンではありません

確かに、2040年には理学療法士・作業療法士の数が需要を上回る可能性が厚生労働省の推計で指摘されています。しかし、専門性を高め、市場価値を高めることで、活躍の場は広がりキャリアアップも可能です。

具体例：

• 25歳理学療法士が転職により年収120万円アップ（実体験）
• 訪問看護ステーションや訪問リハビリテーションなど、在宅分野への転職で給与アップが見込める（ジョブメドレー）
• 年収600万円以上の求人案件も存在し、スキルや経験によっては、大幅な年収アップも可能（レバテックキャリア）

理学療法士・作業療法士は、専門知識と技術を活かして人々の生活を支える、やりがいのある仕事です。将来の需給バランスの変化に柔軟に対応し、自身のキャリアプランをしっかりと考え、専門性を高める努力を続けることで、活躍の場はさらに広がっていきます。

理学療法士・作業療法士がオワコンと言われる7つの理由

他職種と比較して給与水準が低いため

国家資格であり、専門的な知識や技術を必要とする職業であるにも関わらず、他の医療専門職や一般的な会社員と比較して給与水準が低いためオワコンと言われてしまいます。
厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、理学療法士の平均年収は約432万円です。

理学療法士	作業療法士	看護師	一般職
432.5	416.7	507.9	447.7

低収入の主な原因

• 診療報酬単価が低い
• 残業代が支払われないことが多い
• 夜勤や休日勤務の割増賃金が低い

サービス残業が多く、労働時間が長くなりがちなため

医療・福祉業界の人手不足や、患者さんの急な状態変化への対応、書類作成などの業務量の多さが要因として考えられます。責任感の強い人が多いからこそ、時間外労働をしてしまう傾向があります。長時間労働が常態化し、「オワコン」と言われる一因となっています。

全職種と比較した残業時間の平均は以下のようになります。これはサービス残業を除いた時間です。

全職種	医療・福祉業界	理学療法士
13.6	15.2	20

心身の負担が大きいため

身体的には、患者さんの介助などで中腰での動作を繰り返すため、腰痛や肩こりなどの身体的な問題を抱えやすいです。精神的には、患者さんの状態の変化に対応したり、生死に関わる場面に遭遇することもあり、精神的な負担は大きいです。

身体的負担:

• 日本理学療法士協会の調査によると、理学療法士の約8割が腰痛を経験、約6割が肩こりを経験。

精神的負担:

• 多くの理学療法士・作業療法士が、職場の人間関係や多忙な業務によるストレスを抱えているという声が、インターネット上のコミュニティやSNSなどで多く見られます。

将来のキャリアプランが見えにくいため

一般職では、営業成績やプロジェクトの成功など、成果が数値化されやすく、昇進や昇給の基準が明確な場合が多いです。一方、理学療法士・作業療法士は、患者さんの状態改善という成果が数値化しにい点が指摘されます。

医療機関によっては、専門性を活かせるポストが限られていたり、昇進の機会が少ないと感じている理学療法士もいます。専門理学療法士や認定理学療法士などの資格取得には、多大な時間と費用が必要となり、キャリアアップのハードルが高いと感じる人もいます。

このような状況を改善するためには、自分の興味や強みを活かせる分野を見つけ、積極的に情報収集や自己研鑽を行うことが重要です。

資格取得までにかかる費用が高額なため

資格取得後の給与は、他の医療従事者や同等の学歴を必要とする職種と比較して低い傾向があり、費用対効果の悪さを感じてしまいます。

（出典：ベスト進学ネット）

理系私立大学よりは約26万円安いですが、文系私立大学より約135万円高い結果となっています。この学費に加えて、教科書代、実習費用が数十万円かかることになります。

資格取得にかかる費用を軽減するため、国や地方自治体による奨学金制度の拡充や、学費の減免制度の導入などが求められます。また、奨学金の返済負担を軽減するための支援策も必要です。さらに、理学療法士・作業療法士の給与体系を見直し、専門性に見合った報酬体系を確立することも重要です。

将来、理学療法士・作業療法士は供給過多になると予想されているため

高齢化により需要が大きくなると言われる一方で、厚生労働省の推計では、養成校の増加により2040年には供給が需要を上回る可能性が挙げられています。

	理学療法士	作業療法士
2025年	3.9万人不足	2.1万人不足
2040年	1.8万人過剰	0.3万人過剰

しかし、これはあくまで推計であり、医療制度や社会情勢の変化によって、将来の需要は大きく変動する可能性があります。専門性を高め、市場価値を高めることで、将来の需要の変化にも対応できるでしょう。

政治的影響力が不足しているため

会員数や組織力が弱く、政治家や官僚への働きかけが不十分なため、他の医療職種と比べて政策決定への影響力が低い点が指摘されています。

過去の診療報酬改定で技術料が引き下げられたり、制度改革で意見が十分に反映されないケースがあります。

理学療法士・作業療法士自身も政治に関心を持ち、声を上げていくことが重要になります。政治への働きかけや政策提言を通じて、自分たちの専門性を社会に理解してもらい、より良い制度や報酬体系を実現していくことが求められます。

【理学療法士・作業療法士はオワコン？】メリット3選

やりがいと将来性のある魅力的な職業

患者さんの回復を直接サポートし、生活の質の向上に貢献できるという、大きなやりがいを感じられる仕事です。

歩行困難だった患者さんが、再び歩けるようになったり、手を使うことが難しかった患者さんが、再び食事や着替えができるようになったりするなど、患者さんの回復を間近で見守ることができます。こんなにも感動する機会に多く立ち会える仕事は、非常に貴重です。

患者さんやご家族からの感謝の言葉を直接受け取れることも、大きなモチベーションになります。

多岐にわたる分野で活躍できる専門職

理学療法士・作業療法士は、医療・介護分野だけでなく、スポーツ、教育、研究、福祉用具開発など、身体運動や日常生活動作に関する専門知識と技術を活かして、様々な分野で人々の健康や生活の質の向上に貢献することができます。

スポーツ分野では、アスリートの怪我の予防やリハビリテーション、パフォーマンス向上をサポートすることができ、教育分野では専門学校や大学で教員として後進の育成に携わることができます。また研究分野では、リハビリテーションに関する研究を行い、新たな治療法や技術の開発に貢献できます。

自分の興味や関心に合わせて、様々な分野でキャリアを築くことができます。

生涯を通して学び続けられる仕事

医療技術や知識は常に進歩しているため、新しい知識や技術を学び続けることで、常に成長し、専門性を高めていくことができます。

学会や研修会に参加して最新の研究成果を学んだり、資格取得に挑戦したりすることで、自己研鑽を深めることができます。学ぶ楽しさを毎日感じられる仕事です。

学び続ける姿勢を持つことで、常に最新の知識や技術を身につけることができ、患者さんに質の高いサービスを提供することができます。

【理学療法士・作業療法士はオワコン？】今後の働くポイント

求人サイト・転職エージェントに登録する

病院やクリニックなど閉鎖的な空間だと、苦しい現状でもそれが当たり前だと思ってしまいます。登録は学生さんでも行えます。「良い条件があればいつでも転職する」という心の余裕も生まれます。

評価の高い転職サイト・転職エージェントは以下の通りになります。

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情報収集は、将来のキャリアを考える上でとても大切な第一歩です。

専門性を高める

医療技術や知識は常に進歩しており、専門性を高めることで、より質の高いサービスを提供し、患者さんのQOL向上に貢献できます。

例えば、認定理学療法士や認定作業療法士の資格を取得することで、専門知識や技術を客観的に証明できます。資格取得は、給与アップや昇進にも直接繋がります。学会発表や論文執筆など、研究活動に参加することも専門性を高める手段の一つです。

専門性を高めることで、自身のキャリアアップだけでなく、患者さんにとっても大きなメリットがあります。

市場価値を高める

転職活動をするためにも、今の職場で昇給するためにも、自分自身に付加価値をつけることが非常に有効です。

具体例：

• マネジメントスキルをつけて管理職として活躍する
• 英会話や手話などの語学スキルをつけてより幅広い層の患者さんを担当できるようにする
• ITスキルをつけて、業務効率化やデータ分析をして売り上げに貢献する

市場価値を高めることは、将来の選択肢を広げることにもつながります。

別の業種に転職する

理学療法士や作業療法士の知識や経験は、医療や福祉の現場だけでなく、他の業界でも活かせることがあります。

例えば、医療機器メーカーでリハビリテーション機器の開発や販売に携わったり、スポーツチームでトレーナーとして働くことが挙げられます。

自分の可能性を広げるために、視野を広げてみましょう。

臨床経験を活かして起業する

理学療法士や作業療法士として培った知識や経験を活かして、健康保険外でのサービスを提供することで、「診療報酬に縛りがある」という理学療法士の弱点を補うことができます。

例えば、訪問リハビリテーションサービスを提供したり、自費診療クリニックを立ち上げることなどが挙げられます。

起業は、自分の夢を実現し、社会に貢献できる大きなチャンスです。

まとめ

理学療法士・作業療法士は、専門性と多様なキャリアパスを持つ将来性のある職業です。医療機器メーカー

専門職でありながら、「痛み」という誰しもが経験したことを対象とする仕事なので、汎用性が高いことが特徴です。専門性を磨き、プロフェッショナルとしてキャリアを気づくことや、医療機器メーカーなどの別業種にチャレンジすることなどが挙げられます。

現状に加え、なにかひとつでも行動を起こすだけで未来は大きく変わっていきます。理学療法士・作業療法士は決してオワコンではありません！